CASE STUDIES

お客様事例
リスティング広告(英語・日本語)、グローバルサイト制作、要件定義コンサルテーション

旭化成株式会社 様

パフォーマンスプロダクツ事業本部
企画管理部 業務推進室
深沢 修 様
蔵本 真理 様

事例概要

経緯

海外マーケットの重要性が高まり、数年前から海外向けデジタルマーケティングの実績が豊富なパートナーを探して、対策を立てていこうと計画していた旭化成様。やがてインターネット検索による情報収集やグループ企業様からの推薦によってインフォキュービック・ジャパンを知ると、直接お問い合わせをいただき、展示会でのお声掛けや旭化成様オフィスでのご提案を経て、パートナーとして選んでいただいた。

対策

大阪にプロジェクト専属チームをおき、東京チームとともに万全のサポート体制を整えている。リスティング広告の運用においては、業務対応のスピード感を重視した上で、新規の情報はミーティング時に共有することを徹底。担当者ごとの知識レベルを意識して、それぞれの製品に合わせた提案を行っている。サイト制作においては、「まずは1度返答する」をモットーに、素早く返答する事で不安を感じさせない対応を心がけ、また“+αの提案”によって満足度向上に努めている。

成果

1事業部から始まったリスティング広告の運用は現在3事業部に横展開し、アメリカ、韓国、インド、タイ、日本国内に広告を配信。定例会をただの報告の場で終わらせないように、旭化成様と弊社の情報交換の場と位置付けて、相互理解を深めることでコンバージョンを意識した運用を行っている。 グローバルサイトの制作については、ターゲットとなる海外ネイティブユーザーにとって自然なインターフェスとなるよう留意のうえ、営業ツールとして有効に活用できるサイト制作を目指した。

お客様の声

「マテリアル領域・住宅領域・ヘルスケア領域」を中心に事業展開するグローバル企業

旭化成様

弊社旭化成は、1022年に創業した旭絹繊株式会社に端を発します。創業間もなくして日本初のアンモニアの化学合成に成功すると、以降はキュプラ繊維「ベンベルグ®」やアクリル繊維「カシミロン®」などに代表される合成繊維、家庭でもお馴染みの「サランラップ®」といった樹脂製品の開発・製造を手掛けながら総合化学メーカーとして成長。その後も常に時代の要請やニーズに応えるかたちで、事業ポートフォリオを積極的に転換し続けてきました。
現在では、高度な技術と新たな発想で環境にやさしく付加価値の高い素材・製品を開発する<マテリアル領域>、戸建て住宅「へーベルハウス™」と軽量気泡コンクリート「へーベル®」を中心に安心・安全で快適な住まいを提案する<住宅領域>、社会が求める医療ニーズに応えることで患者様のQOLの向上に貢献する<ヘルスケア領域>という3つの領域を中心に事業展開する旭化成グループとして、グローバル化を進めながら新たな挑戦に邁進しています。

私たちが所属する企画管理部業務推進室は、パフォーマンスプロダクツ事業本部の中にありまして、いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)を中心に展開するチームと、ITをコントロールするチームを擁しています。
そうした部署ですので、もともとは看板商品の「ベンベルグ®」をはじめとした製品ごとのウェブサイトの制作を行っていましたが、スマートフォンが普及した数年前からは本格的なデジタルマーケティングにも取り組み始めることに。そして事業と密接に連携しながら、さまざまな手段を駆使して「グループ全体をデジタルで繋いでいこう」という発想のもと、全体を俯瞰することができるように準備をしているところです。

初めて会ったとき「一度会うだけで終わらせるのはもったいない。一緒に仕事をしてみたい」と直感

旭化成様

グローバルマーケティングの重要性がどんどん増している中で、しっかりと対策をしていこうと、海外デジタルマーケティングの実績が豊富な会社を探していました。「アメリカやヨーロッパ、中国といった世界中の国やエリアを限定してプロモーションしていく際の具体的なアドバイスが欲しい。」そうした観点でインターネット検索をしたところ、「パートナーとしてふさわしいのではないか」と名前が上がったうちの1社がインフォキュービックさんでした。それがちょうど4年ほど前のこと。その後、東京で開催された展示会に出展されていることを知り、真っ先にブースを訪問させていただいたのです。

その場では少しお話させていただいただけでしたが、後日、弊社の方から「もし大阪に来られることがあれば、ぜひ来社いただき御社のサービスについてお聞かせ下さい。」と問い合わせのメールをお送りしてからお付き合いがスタートした形ですね。
またグループ会社のひとつが過去にインフォキュービックさんとお仕事をした実績がありまして、その会社から「しっかりした会社ですよ」と聞いたことも後押しになりました。

実際にご来社いただいたところ、まるでファッション雑誌から抜け出してきたかのようなビジュアルの営業さんがいらしてちょっと圧倒されたのですが(笑)、話をしてみると非常に紳士的で「お客様にどうやって喜んでもらうか」とか、「お互いにパートナーとしてWIN-WINな関係を築いていきたい」ということを熱心に話してくださって、そうした言葉がとても印象的でした。

「情報を密に交換しながら進めていく」という状況がうまく回っています

旭化成様

最初は「リスティング広告の運用」からスタートし、これまでいろいろな面でデジタルマーケティングをサポートいただいてきました。現在は「リスティング広告の運用」と、「グローバルサイトのリニューアル」を半々くらいのイメージでお願いしています。
また、ウェブサイト保守運用もお願いするなかで、毎月定例会という形で情報交換をしているのですが、いつも「何か困りごとはありませんか」と気遣っていただき本当に全般的にお世話になっているという印象です。社内だけではなかなか得られない情報や、”デジタルマーケティングのプロ”ならではの視点からの意見を聞けるのがいいですね。
こちらからも可能な範囲で業界の動きを共有させていただくなど、双方で情報を交換しながら進めていくという状況がうまく回っているのではないかと感じています。

いわゆる「マーケティングエージェンシー」と言われる会社と「依頼主」という関係よりも、一歩踏み込んでいる「パートナー」という感じの良好な関係でお付き合いさせていただいています。本音で何でも言い合えてコミュニュケーションが取りやすいところや、仕事の面での万全なサポート体制、人間的な魅力がとても気に入って、お付き合いが長く続いているのではないでしょうか。

グローバルサイトとリスティング広告で地域毎の戦略を練り、新規顧客を呼ぶ

旭化成様

弊社の商品は既にかなりの比率で輸出されており、また海外に工場を持っているので、インフォキュービックさんとお付き合いをする以前から、事業自体はかなりグローバル化されていました。とは言え、海外向けにつくったホームページは日本語を直訳した程度の英語で書かれていて、本格的というにはほど遠いものでした。そういう面では、グローバルサイトは存在しなかったわけですね。

しかし、インフォキュービックさんとお付き合いさせていただく中で、「これからは地域ごと、国ごとに合わせたグローバルサイトを用意していった方がいい」と強く感じるようになりました。その上で、リスティング広告なども併せて地域毎の戦略を練り、新しいお客さんを呼ぶ。そして既存のお客さんともパイプを繋いでいくという形で運用するのがベストだろうということで、最近ではリスティング広告とグローバルサイトに半々くらいずつ力を入れています。

まだまだ英語サイトよりも日本語サイトのほうがアクセス数は断然多いのですが、それは弊社が、グローバル企業でありながら世界の中では国内ほど高い認知度を得られていないことに起因していると思います。ですからそんな状態を打破するためにも、グローバルマーケティングに本格的に取り組まなければならないと考えまして、本腰を入れ始めたところなのです。

また、海外向けの営業を担当する部署から「海外に拡販していくためにも、英語サイトを強化してほしい。その際は、日本語を直訳したような不自然な英語を修正してほしい」といった要望が上がってきているという状況があります。その点、インフォキュービックさんはしっかりとしたデジタル広告の運用実績があるだけでなく、ウェブサイトの構造にも明るく、また翻訳サービスにも対応されているということで、頼りになると感じました。また、スタッフの方とお会いしたとき、その人柄に触れて「一度会うだけで終わらせるのはもったいない。一緒に仕事をしてみたい」と直感しました。私たちは、仕事を一緒にしていくからには、パートナーさんとの良好な関係を築かなければならないと常々考えているのですが、そのためには“仕事ができる”ことと同じくらい、パーソナルな部分も重要だと思っています。

作業が迅速で、想像以上の回答がもらえる。常に万全の体制を整えて対応してくれる、それが嬉しい。

旭化成様

これまで数年間お付き合いさせていただいていますが、インフォキュービックの営業担当さんは、変わらずと言いますか、むしろ年々頼り甲斐が増しているので、弊社としては非常に助かっています。定例会を行って情報共有をしているのですが、とてもアットホームな雰囲気で。実はそうした場での雑談も非常に大事で、そこから良いアイディアが出てくることも多かったりします。

また、制作を担当されているスタッフさんは本当に作業が迅速で、アクションがとても速い、こちらから投げかけたことに対して、それ以上の回答がいただけるのも嬉しい限りです。常に万全の体制を整えて対応してくださるので、本当によくやってくれているなと感謝しきりです。とても有能な方たちなので、それだけ安心してサポートを任せられています。
もちろん、リスティングに関しては、しっかりと運用を監視して下さっていますし「こんなキーワードが有効ですよ」と提案してくれることも多く、そのつど柔軟に対処してくださるので助かっています。

社内でインフォキュービックさんほど細かなリスティング広告の運用をしていくことは、現実的に難しいと思います。次のアクションプランをどうするかといったことは、やはり、インフォキュービックさんのようにしっかりとノウハウがあるパートナーさんにお任せするのがベストではないでしょうか。

非常事態をポジティブにとらえてデジタルマーケティングを展開することが、大きなチャンスにつながる

旭化成様

2020年は弊社でも、コロナの影響がかなりありました。下期からはそれなりに緩和されてきているものの、海外への出張はままならず、今までのような海外現地での営業活動はできない状態が続いています。その中で「今こそデジタル化を推進すべき」と、現在デジタルマーケティングをより一層推進・加速している形です。

私はデジタルマーケティング業界に関わって2020年で17年ですが、今までに経験したことがないようなデジタルシフトが世界全体で起きてるなと感じています。ひと昔前であれば、ウェブサイトの必要性を必死に営業サイドに伝えて、でも伝わらないというケースがよくありましたが、コロナ禍の今は、営業サイドの方から「デジタルを通してビジネスの流れを生み出せないか」と相談が増えています。特に、海外出張に一切行けないというところで、デジタルマーケティングの重要性が非常に高まっていると感じています。
そのため「オンラインで展示会をしてみよう」といった、デジタルがリアルの代替案に変わってくるわけですが、コロナ禍の前と後ではターゲットユーザーやお客様の行動も変化があるはず。つまり、これまでのお客様とは異なる顧客を獲得できるチャンスでもあるのかなと感じています。
この状況をポジティブに捉えて、顧客の皆様に寄り添った形でデジタルマーケティングを展開していくことが、今非常に大きなチャンスにつながると考えています。

インフォキュービックさんは、社外スタッフでありながら仲間のような存在。グローバルデジタルマーケティングの頼れるパートナー。

旭化成様

今後はWith/Afterコロナの時代になるという事態を踏まえて、インフォキュービックさんには、デジタルマーケティングを活用した新しい営業活動について一緒に考えていただきながら、新しい世界観を作り上げていってもらいたいですね。今はウェブサイトやリスティング広告などを“点”の施策でお願いしていますが、今後はインフォキュービックさんなりの“面”で考えたデジタルマーケティング戦略を、全体を俯瞰した立場から「こんなソリューションがありますよ」と積極的にご提案いただけると嬉しいです。最初にお会いした営業担当さんが話されていたWIN-WINな関係というのは、弊社にとって有益であるだけでなく、弊社のお客様にとっても利得になることだと思います。そんな関係がデジタルマーケティングを通じて生まれれば、一番良いのではないでしょうか。引き続きそういったことを目指して、パートナーとして一緒に頑張っていただけたら良いなと思います。

今後は徐々に対応していただくデジタルマーケティング領域を広げながら、お互いに知恵を出し合いながら、いい面、良い方向にもっていきたいと考えています。未来のことは分かりませんが、インフォキュービックさんとは、お互いに切磋琢磨しながら良いものを作っていきたいと思っています。ただやはり私たちは、良好な関係ではあるものの、ビジネス上では「結果が全て」という面があることも否めません。マーケティングというのは“売れる仕組みを作ること”ですから、「理想が高くても結果が出なければ次はない」ということは、私たち自身も日々言われていること。24時間働く「稼げる仕組み」を作るようなイメージで、お互いに良いものを作っていけたらいいですね。
ここまでのサポート体制や対応は完璧ですので、今後はデジタルマーケティングの目標をより明確にして、数字の面を強めに意識できれば良のではないでしょうか。これからもどうぞ、よろしくお願いします。