“バリ取り”という一点突破で世界制覇をめざして一緒に戦う、言わばバーチャルウェブマーケティング部員。インフォキュービック・ジャパンさんとスクラムを組めば、きっと製造業のグローバルB2Bマーケティングを成功に導いてくれます!
株式会社ジーベックテクノロジー 様
事例概要
経緯
バリ取りを自動化するというニッチな工具を、世界40カ国以上で展開している「ジーベックテクノロジー」様。これまで海外向けにはデジタルプロモーションをして来なかったが、国内向けにリスティング広告を出稿してみたところ効果が出たため海外向けにもやってみようということで、多言語デジタルマーケティングで豊富な実績を持つインフォキュービック・ジャパンにお声掛けいただいた。
対策
まずプロジェクトにかかわるインフォキュービック・ジャパンのスタッフ全員が工具業界や“バリ取り”について徹底的に勉強して理解を深めた上で、今回のプロジェクトで出稿するキーワード(日本語、英語、韓国語)については弊社内に在籍する言語ごとのネイティブスタッフと経験豊富な広告運用コンサルタントが運用を担当し、きめ細やかに調整を行うことでコンバージョン率を上げていった。またPDCAをスムーズに回してより広告の効果を上げるために毎月ミーティングを行い、日本語だけでなく英語の月次レポートを作成することで「ジーベックテクノロジー」様が各国代理店様に向けたレポートを作成する手間がかからないように考慮した。
成果
リスティング広告(日本語、英語、韓国語)を適切に実施することで、特に英語圏(アメリカ)における反響がとても高まった。また、デジタルマーケティングなら現地に直接足を運ぶ必要がないため、現在取引が成立している40カ国以上の国のパートナーに向けた支援が手軽にでき、今後の展開に大きな期待が持たれている。
お客様の声
世界制覇を目指す“バリ取り”工具開発・製造のトップランナー
弊社「ジーベックテクノロジー」は、グローバルニッチで高いシェア率を誇るバリ取り工具を開発・製造している会社で、1996年に日本で創業しました。セラミックファイバーを用いた革新的なツールを独自開発してあらゆるバリ取りに関する問題の解決方法をご提案しており、今では弊社の“バリ取り”ツールは40カ国以上に輸出されており、「自動車、航空機、医療」をはじめとした様々な分野において、デンソー、アイシン精機、三菱重工業、GE、ボーイング、アップルといった世界の一流企業様の大量生産ラインを支えております。
“バリ”とは自動車などの金属パーツを切削加工する際に必ず出てしまう金属のささくれのようなもので、通常は仕上げに職人が手作業で磨いて表面を滑らかにする“バリ取り”という作業を行いますが、弊社が特化して開発しているバリ取り専用ツールをマシニングセンタや複合旋盤といった工作機械に取り付ければ、“バリ取り”は自動化することができます。
私が所属するグローバル セールス&マーケティング部は、世界中の“バリ取り”・研磨に関わる事業のセールス&マーケティングを行う部署で、そのミッションは「世界中の“バリ取り”にかかわる問題を全て解決すること」。“バリ取り”をここまで本気で考えている会社は他にないのではないでしょうか。私は社内のマーケティングを担当しておりますが、“バリ取り”と聞けば「ジーベックテクノロジー」という社名をすぐ思いだしていただけるよう、“バリ取り”で世界制覇を狙ってきたいと考えております。
グローバルニッチな“バリ取り”を世界にプロモーションしていくため、多国籍なネイティブスタッフが対応してくれるインフォキュービック・ジャパンさんがベストマッチでした
今回のプロジェクトでインフォキュービック・ジャパンさんにお声がけさせていただいたのは、弊社の日本の営業部隊と海外の営業部隊が一体化したのがきっかけでした。
実は弊社は厳格な代理店制を取っておりまして、輸出している世界40カ国以上の国には全て信頼できるバーナーさんがいるのですが、弊社がエンドユーザーに直接商品を販売することは基本的には無く、代理店を経由してお求め頂いています。それはインターネットでも同じで、そこを遵守しながらプロモーションをするために考えあぐねて、お付き合いのあった会社に国内向けのリスティング広告を頼みました。具体的には、お客様にバリについての悩みを書いてもらう「相談のカルテ」のようなものをフォームで受注できるようにして、リスティング広告をかけていくというスキームを試してみたのです。
その結果、国内に関しては非常に費用対効果が高い施策だと分かり、次のフェーズとして海外に展開することに。しかし以前リスティング広告を運用して頂いていた企業様は外国語に対応できるスタッフが居ないとのこと。そこで、海外でも展開できる外国人のネイティブスタッフを抱えている広告代理店を知らないかと社内で相談してみたところ、海外の営業部隊だったスタッフから「多言語デジタルマーケティングの実績が豊富な会社を知っているよ」と教えてもらったのが、インフォキュービック・ジャパンさんだったのです。
ほかにもいくつかの会社さんのホームページを見てみたのですが、多言語には対応していないところがほとんどで……。弊社は“バリ取り”というグローバルニッチなマーケットで戦っており、「国内では小さいけれど世界に展開すれば大きなマーケットになる」という考え方でグローバル展開していますので、「国土が大きいアメリカ」はもちろん「製造業が多いドイツ」や「世界の工場とも言うべき中国」などのほかにも、様々な国や地域に対して多言語でデジタルマーケティングを仕掛けていけなければ意味がありません。
その点、インフォキュービック・ジャパンさんなら、社内に在籍する多国籍なネイティブスタッフさんたちが広告文を作り、広告の運用もしていただけるということで、弊社の事業と非常にマッチしていました。
月次のレポートを日本語と英語で出してくれたり、誰にでも分かりやすい内容で簡潔に作成してくれたり。社内稟議のための資料に使えて大変助かります!
また、各国のパートナーが現地の販売代理店として営業活動をしてくださっているからこそ、弊社は約20名という少人数でもスムーズに世界40カ国以上のマーケットを見ていくことができています。そのパートナーたちとのやりとりをとても大事にしており、社内報のパートナー版も英語で月刊発行していますので、レポートを日本語だけでなく英語で出していただけることも決め手になりましたね。これは英語に限らず、「ドイツ語のリスティング広告ならドイツ語で」と、対応する言語で出していただけるのではないかと期待しています。
さらにこのレポートは、経営陣にデジタルマーケティングの予算を通す稟議のためにも使用しますので、忙しい上層部の人にも一目見ただけで内容が伝わるよう、「費用がいくらかかって、どれだけお客様から反響が来て、どんな結果になった」というくらい簡潔なものにしていただいています。しかもスプレッドシートで共有していただけるので、こちらでいじりやすくて、とても助かっています。
製造業はなかなかデジタルマーケティングでうまくいっている会社が少ないのですが、その理由は、社内の理解が追い付かないところにある気がしています。そしてマーケティング担当者がいる会社が少なく、いるとしてもデジタル広告を打って集客することの重要性が分かっていなかったり、経営層や社内・社外にしっかりと重要性を説明できていなかったりといった課題があるようです。ですからレポート作成に柔軟に対応していただけることも、インフォキュービック・ジャパンさんを選んだ大きな理由のひとつです。
精度が高くネイティブが読んでも自然な広告文を作ってくれるので、安心してお任せできますね
“バリ取り”はとても特殊なものですし業界用語もとても多いのですが、もともと日本語のリスティング広告を運用してくれていた会社が運用していた内容をベースに、インフォキュービック・ジャパンさんにネイティブが読んでも自然な広告文を作成していただけていて、それがメチャメチャ良いんですよ。やっぱり日本人が作ったものとは精度が全然違いますね。だからもう、弊社内ではまったく手を出さずに安心してお任せできています。
今回のプロジェクトで私がしていることと言えば、レポートを確認することと、あとはもっぱら経営陣や上層部に「こんなにうまくいっているよ」とアピールして社内理解を深め、稟議を通してデジタルマーケティングの予算を確保することでしょうか。そしてその予算をインフォキュービック・ジャパンさんのデジタル施策に投資して、さらに成果を上げていただく。月次の定例ミーティングに出席して今やっていることをお聞きし、現場の意見として「こんなことをやってもいいのでは?」ということを伝えて、施策に反映する……というのが基本的なサイクルになりますね。
デジタルマーケティングなら、現地に行かずにプロモーションできる。世界各国のパートナーたちの士気も高まっています
今回、海外向けにリスティング広告を実施してみて、「デジタルマーケティングなら現地に足を運ばなくてもプロモーションできる」と強く感じました。日本なら出張先でレンタカーを借りればエリア全域で営業することが可能ですが、アメリカや中国といった国土が広い国では「プロモーションできるエリア」と「できないエリア」が出てきてしまいます。
例えば弊社には、アメリカにとても信頼できる支社のようなパートナーがいますが、やはり全土をカバーすることはできません。しかしデジタル広告なら、今までアプローチできていなかった地域や実際に足を運ぶのが大変な僻地からもアクセスが来るようになり、とても可能性を感じています。駅から車で5時間といった辺鄙な場所にある工場などに直接行かなくてもプロモーションできるところは、インターネットの良さですよね。
また、プロジェクトを始める前と始めてからとでは、パートナーたちから聞こえてくる声も違っています。弊社では2年に1回、世界各国からパートナーが集結するミーティングを行っておりまして、そこで「こんな取り組みをしています」という報告をして共有しているのですが、その中で海外向けのリスティング広告の結果を伝えたところ、スウェーデンやポーランドといったこれまであまり問い合わせがなかった国のパートナーから「うちの国もやってほしい」というリクエストが来たのです。「日本語でも英語でもうまくいったなら、うちの国でも成果が出るんじゃない?」と。工具業界にはデジタルプロモーションの世界では当たり前のリスティング広告のことをまったく知らない人も多いので、この反響はとても嬉しいですね。
今後も“バリ取り”で世界制覇をめざし、弊社とスクラムを組んで一緒に戦っていってください
インフォキュービック・ジャパンさんは、弊社と“バリ取り”という一点突破で世界制覇をめざして一緒に戦う、言わばバーチャルウェブマーケティング部員。インフォキュービック・ジャパンさんにスクラムを組んでいただかないと弊社のデジタルマーケティングはなりたたないというくらい、頼れる存在です。
弊社の事業はとてもクセが強く特異性が高いものですので、インフォキュービック・ジャパンの皆さんには今後もより一層理解を深めていただいて、適切な施策を実行していただければと思います。これからも末永く、一緒に戦っていってください!