Facebookについて知っておくべき23の統計データ
「Facebookってまだ人気あるの?」
日本ではユーザーが減少しているFacebookですが、膨大なユーザー数を抱える世界最大のソーシャルメディアの1つであることに変わりありません。Facebookは世界中の人々の情報共有を容易にし、世界の28億の人々を「繋げる」ことに成功しました。
誕生から16年。いまだに世界中の個人や企業間から支持を集め、世界中のマーケターにとっては欠かせないツールなのです。
今回はマーケティング活動のなかでFacebookを最大限活用するために、2021年に知っておくべきFacebook統計データをご紹介します。
Facebook「ユーザー」に関する統計
1.月間アクティブユーザーは28.95億人(2021年Q2)
Facebookは2012年に月間アクティブユーザー数が10億人を超えると、その5年後の2017年にはその倍である月間アクティブユーザー20億人を突破しました。
2.世界のSNS人口の59%にリーチできる
全世界のソーシャルメディアユーザー数は45億人。Facebookではそのうちの59%にリーチすることが可能です。アメリカの成人の69%がFacebookを利用し、そのうちの73%が毎日Facebookにアクセスしています。また、アメリカのFacebookユーザー数は今後も成長を続け、2026年には3億2000万人を超えると予想されています。
3.世界で3番目にトラフィックを集めるサイト
世界で最も訪問されたWebサイトは「Google」。そして、次いで「YouTube」でした。Facebookはその次にきます。ご存知のように、2006年にYouTubeはGoogleに買収されており、1位、2位が「Google」が占め、FacebookはGoogleの後を追う形になっています。
4.男女比率は男性が56.8%、女性が43.2%
5.メインユーザーは「ミレニアル世代」
Facebookのメインユーザーはミレニアル世代が中心です。ユーザー年齢は25~34歳の「男性ユーザー」が最も多く18.8%で、女性ユーザーは25~34歳が12.8%を占めています。比較的年齢層が高いユーザーが多いのが、Facebookの特徴です。
6.Facebookもやっぱり…インド!?
YouTubeの統計データでもご紹介しましたが、Facebookも同様にユーザー数が最も多い国は「インド」でした。2020年1月時点でその数は3億2400万人。2位のアメリカ「2億5400万人(2021年1月)」をはるかに上回るユーザー数を獲得しています。
< 出典元:Napoleon Cat>
7.「アフリカ地域」が急成長!「日本・ドイツ」はユーザー数が減少
Facebookユーザーの最大基盤はインドではありますが、2020年最も成長を遂げた地域は「ナイジェリア・エジプト・南アフリカ」の3カ国でした。2020年、世界全体でみると8.7%ユーザー数は増加していますが、一方で「日本・ドイツ・スイス・韓国」の4カ国はユーザー数が減少しています。(eMarketer)
Facebook「使用」に関する統計
8.1日17億人以上がFacebookを利用している
2020年Q1の時点でのデイリーアクティブユーザー数は17.5億人でした。
9.「98.8%」が「モバイル経由」でアクセス
Facebookユーザーの81%はモバイル端末のみを使用してFacebookにアクセスしています。また、PC端末とモバイルの両方を利用してアクセスするユーザーは16.7%。PC端末のみのアクセスは全体の1.5%のみでした。
この数字が示すように、Facebookでコンテンツや広告配信する場合は、モバイルフレンドリーは必須の施策となるでしょう。
< Statista >
10.Facebookに費やされる時間は「長時間化」
最新のWe are social 2021によると、Facebookには平均して毎月19.5時間が費やされており、ソーシャルメディアの中でも最も長時間利用されているプラットフォームです。
「毎月19.5時間」というのは、1日に換算すると39分になります。一方で、YouTubeは1日19.4分、Instagramは1日20.6分、WhatsAppが38.8分という結果だったことを考えると、Facebookが消費者の日常生活で重要な役割を果たしていることは明白です。
11.「Facebookストーリーズ」を毎日5億人が使用
Facebookストーリーズは見せたい相手を選択し、投稿を見せられる投稿機能で24時間後には自動的に投稿が消去される仕組みになっています。スートリーズは、1日10億件もシェアされ、毎月400万社以上がストーリーズ広告を利用しています。
ストーリーズには画面上部に表示されるという利点があり、上手く活用することでユーザーを効果的に惹きつけることができる機能です。
12.「ニュースサイト」としてFacebookを使用
アメリカのFacebookユーザーの約36%がFacebookから定期的にニュースを受け取っていることがわかりました。これは数あるソーシャルメディアのなかで最も高い割合でした。
また、2018年の調査では男女比率が男性39%に対して女性が61%と大きな差があることがわかりました。
13.「動画」が最も人気のあるコンテンツ
Statistaのデータによると、Facebookで最も人気のあるコンテンツは「動画」であることがわかりました。動画を投稿した際のエンゲージメント率は6.15%と高く、Facebook投稿の業界別平均エンゲージメント率0.08%と比較しても非常に高い数字であることが伺えます(Statista)。
Facebook「ビジネス」に関する統計
14.Facebookを利用する企業数は世界で2億社!
現在、Facebookツールを使用する企業は2億社以上。これは世界中の多くの企業が広告・宣伝や顧客との関係構築などにFacebookを利用しており、マーケティングチャネルとしての重要性を示しています。
15.B2B企業の多くは「事前調査」にFacebookを活用
B2Bの意思決定者の48.5%が新商品やサービスのリサーチにFacebookを利用しています。YouTubeも同様に50%であることから、多くの担当者がYouTubeやFacebookを選択して利用していることが伺えます。
16.最も人気のある企業は「Sumsung」
(Facebook社を除く)
SamsungはFacebookで最もフォローされている企業の1つであり、企業ページには1億6000万人のファンがいます。2018年3月の時点では2万7000人程度のフォロワー数で推移していましたが、各地域のFacebookページがグローバルアカウントに統合されたことによって大きな成長率に繋がりました。
< Statista:Product brands with the most Facebook fans as of June 2020 >
17.世界のマーケターはFacebookが大好き
月間アクティブユーザー28億人を誇るFacebookは、ビジネスの規模に関わらず、ソーシャルメディアマーケティングのプラットフォームとして最適な場所です。また、Facebook広告を通じてターゲットにアプローチするだけでなく、情報発信・顧客との交流などブランドのプレゼンスを強化することも出来ます。
アメリカのマーケターの86.3%がFacebook広告を活用していることからも、Facebookは世界中の多くのマーケターにとっても自社をアピールするのに魅力的なプラットフォームと言えるのではないでしょうか?
Facebook「広告」に関する統計データ
18.2020年Q3の広告主は1,000万を突破
< Statistaのデータを元にインフォキュービック・ジャパンにて作成 >
19.2020年Q4の広告収入は前年比31%増
Facebookの広告収入は2020年Q4に271.8億ドルでした。これはFacebookQ4の収益全体の281億ドルのうち96.8%を占めています。
20.広告収入の約半分は「アメリカ・カナダ地域」が占めている
2020年Q4のFacebook広告収入271.8億ドルのうち、アメリカ・カナダ地域が137.3億ドルであり、広告収入の47%を占めていました。
21.Facebook広告のクリック率が高い業種は「法律関係・小売」
WordSteamの調査によると、全業種におけるFacebook広告の平均クリック率(CTR)は0.9%でした。もっともクリック率が高かった業種は法律関係の1.61%、次いで小売の1.59%、アパレルが1.24%、美容が1.16%となりました。
22.「女性」の方が広告をクリックする可能性が高い
Facebookユーザーは月に12個の広告をクリックすると言われています。月に平均して女性が15回、男性は10回クリックしています。
23.Facebook広告の業界別の平均パフォーマンス
WordSteamの調査によると、業界別のFacebook広告に関する平均パフォーマンスは以下の通りです。
- 平均クリック率(CTR):0.90%
- 平均クリック単価(CPC):1.72ドル
- 平均コンバージョン率(CVR):9.21%
- アクションあたりの平均コスト(CPA):18.68ドル
まとめ
日本ではユーザー数が減少しつつあるFacebookですが、海外に目を向けると、変わらずFacebookは個人にも企業にも重要なソーシャルメディアであることがわかります。Facebookはグローバルマーケティングには強力なSNSです。ここまでご紹介した統計データを参考にし、目標に沿った最適な活用を行いましょう。
圧倒的ユーザー数を誇るFacebookは、海外市場向けのSNSマーケティングや海外デジタルマーケティングにおいて必要不可欠ともいえる媒体です。Facebookを活用したグローバルマーケティングでお困りのことがございましたら、ぜひ私たちにお申し付けください。
吉田 真帆 マーケティング部 プランナー
コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。