「拡散する動画」に共通する6つの特徴
~世界のバイラル動画から見えてくる共通点~
皆さんは「バイラル動画」というワードをご存知ですか?
バイラルとは「ウイルスのように拡散する」という意味を持っており、言葉が示すように「動画が人々の間でどんどん広がっていく」、つまり動画コンテンツが急速に拡散していくということです。
これらの動画の多くは、TwitterやFacebook、InstagramといったSNS上やネット、口コミを通じて広まっており、今までに数百万もの動画が世界各地より生まれてきました。特に最もバイラル現象を起こしやすい動画コンテンツは「短時間で多くの情報を伝えられるような動画」だと言われています。
ただし、ただ単にたくさんの情報を短い動画に詰め込んだとしても、大ヒットするようなものになるとは限りません。バイラル動画の正しい作り方をマスターすることで、皆さんも人々の注目をグッと引けるような動画が作れるはずです!
そこで今回は、数百万もの視聴数が期待できる「バイラル動画」を作る上で、注目したいバイラル現象の要因と言われる「6つの特徴」をご紹介します!
あからさまな宣伝ではない
バイラル動画を作るうえで最初に考慮するべきことは、動画のコンテンツが「あからさまに宣伝ではないものにする」ことです。
この類の動画は機能や恩恵、価格といった点に触れず、ストーリーを大切にした内容となっています。バイラルな動画を作りたいのであれば、商品やサービスのセールストークへと持ち込むより、ブランドの知名度を上げることに重点を置き動画を制作を行いましょう。顧客の心に響くのは価格や商品の詳細ではなく、心に訴えかえるようなコンテンツといえるでしょう。
ストーリー性が高い
人気のあるバイラル動画の共通点として、その大半が一般的なコマーシャル系ではなく、ミニ映画のような作りになっていることです。ストーリーテリングは視聴者を引き寄せる最良の方法の一つとされており、動画を見た人はその後も定期的に再視聴したくなります。
特に「家族」をテーマにした動画は成功事例が多い傾向にあり、多くの人にとって身近なテーマが心に響き、シェアされやすいと言われています。とりわけ「家族」+「サプライズ」が組み合わさった動画はバイラルされやすい傾向にあります。
奇抜で意外性がある
バイラル動画の中には逆に思いもよらない奇抜なコンテンツや展開で視聴者の意表をついて、脳裏にイメージを焼き付けるといったものもあります。多くの場合は楽天的なアプローチを心掛けますが、むしろ意外性の高い動画がバイラルになる可能性を秘めています。
しかしながら、通常とは一風変わったコンテンツであることから、人によっては好ましくないものにもなり兼ねないので、この種の動画は人を選ぶと言えます。ただ、いずれにしても人々の間で話題として持ちあがる可能性も高く、話題になるほど動画の知名度も上がっていくでしょう。
人々が共感できる
既に2番目の特徴で「ストーリー性が高い」という事を特徴として取り上げましたが、単にストーリー性があっても、視聴者が共感できるような話しでなければ、彼らの心には響かないでしょう。そのため、視聴者の感情を揺さぶる「何か」が必要です。
嬉しさや悲しさ、感動をテーマとしたコンテンツ作りをすることで、画面の向こうの人々が自身の経験と重ね合わせて共感し、最後まで見てくれるような動画になるはずです。
品質にこだわらないシンプルさ
多くの企業は大抵、動画制作を専門とした一流のプロに制作を依頼しますが、いかに高品質な動画になったとしても、コンテンツがごちゃごちゃしていると、かえって飽きられて無視されてしまうことも多々あります。
たとえプロレベルではない自作動画だったとしても、人々の注目を引き、かつ心に残るようなものであれば、どんなにシンプルでもバイラルな動画になる可能性を秘めています。
長すぎないコンテンツ
深い感動を残せるようなストーリー性のある動画でも、再生時間が長すぎて動画をスキップされてしまったりしたら、せっかく作った動画も台無しです。
適度な長さでありつつ、多くの情報を一度に伝えられる動画であれば、電車やバスの帰宅中、または待ち時間や昼食後といったスキマ時間に視聴しやすくなり、最後まで見てもらえる確率もぐんと上がります。
まとめ
バイラル動画を作る上で知っておきたい特徴をご紹介させて頂きましたが、これらを全て踏まえればバイラルな動画は作れるのか?と言われると、答えはノーになります。確かにこれらの特徴はバイラル現象を起こす動画の要因ですが、これらの特徴・トレンドは常に変化していますため、必ずしも成功するとは限りません。ただし、これらのティップを基本とし、常にバイラル動画のトレンドに敏感になり、人々が求めているような動画作りを行っていくことが、バイラル動画制作への近道になるはずです。
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吉田 真帆 マーケティング部 プランナー
コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。