「YouTube広告運用戦略、基本のキ」
~代理店プロ担当者が語るポイントとは?~
世界の動画市場もやっぱりYouTube!
~ YouTube広告の基礎について ~
近年、日本で10代・20代の若者のネット利用時間はテレビの視聴時間をはるか上回っており、30代・40代のネット利用時間もテレビの視聴時間に迫る勢いなのも事実です。中でもネット人口の82%が視聴しているというYouTube。面白い動画が日々のニュースで取り上げられたり、何かと話題を呼んでいます。
YouTubeは現在、世界で2番目にトラフィックを獲得しているサイトであり(1位はGoogle)、ソーシャルメディアの主要プラットフォームともいえる存在です。世界では毎月 20 億人以上のログイン済みユーザーが YouTube を利用しており、1 日あたりの動画視聴時間は 10 億時間を超え、視聴回数は数十億回にのぼります。YouTubeで年間10万ドル以上の収益を上げているチャンネルの数は、前年より40%も増えています。
新型コロナウィルスの影響で全世界的にデータ通信量の増加により、世界で配信する動画の画質を一時的に引き下げて配信している事をご存知でしょうか?新型コロナウィルスの影響により、世界中でネットにアクセスする人が増加するとともに、YouTubeにおいてもとにかく日々成長していることだけは明確です。
YouTubeユーザーは商品の取り扱い説明書としてもYouTubeを活用します。
<Google:Think with Google>
2016年-2018年の間に「製品レビュー」ジャンルはモバイルだけで5万回以上視聴されました。人々が商品を購入した際に、製品の取り扱い説明書を読むよりも、YouTubeで使い方を確認する可能性が3倍高く、ミレニアル世代の70%がYouTubeを使用して、新しいスキル、または興味のあることを学ぶと答えました。
現在YouTubeは多方面での活用が必須となり「ビジネスの側面」においても重要な位置づけとなりつつあります。YouTubeの効果的なビジネスへの活用は、海外デジタルマーケティングの主軸ともいえるのではないでしょうか。では、YouTube広告とはどのような種類があるのでしょうか?
中でも代表的な2種類の広告「TrueView広告」と「バンパー広告」から見ていきましょう。
TrueView広告とは?
TrueView広告とはユーザーが一定時間以上視聴するか、広告をクリックした場合のみ課金される動画広告です。ユーザー属性やユーザーの興味・関心からターゲット設定が可能で、設定した条件を満たしたユーザーがYouTubeを利用した時に表示される仕組みになっています。
このTrueView広告には2種類あります。
インストリーム広告
YouTube動画プレーヤー内に配信される動画やGoogleディスプレイネットワーク上のサイトやアプリに掲載されます。視聴開始から30秒後またはクリックにより課金されます。ユーザーは広告配信開始から5秒後に広告をスキップできるのが特徴です。逆にいうと、インストリーム広告を配信する場合、5秒以内にユーザーのハートを掴むことがポイントと言えるでしょう。スキップ不可のものと、スキップ可能な2種類があります。
ディスカバリー広告
検索結果ページと動画再生ページ、モバイルアプリのトップページに掲載される広告で、サムネイル画像と最大3行の広告文が表示されます。ユーザーがクリックした場合のみYouTube内で再生され、課金されます。こちらはユーザー自らクリック再生するため、広告に強い興味・関心があるユーザーのみに配信することが可能です。
バンパー広告とは?
バンパー広告とはYouTubeの動画視聴前に6秒間流れる「短い動画広告」です。バンパー広告はTrueView広告とは違いスキップができないため、より多くのユーザーにアプローチすることが可能になります。また、スキップ不可なためインプレッション課金になります。
その他の広告
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告とは動画の再生画面の下部20%に表示されるイメージ広告/テキスト広告になります。こちらはPCでのYouTube利用に限り表示可能な広告です。
<オーバーレイ広告>
スポンサーカード
スポンサーカードは動画に登場する商品など、動画に関連するコンテンツを掲載することができます。ユーザーにカードのティーザーが数秒間表示され、動画右上のアイコンをクリックするとカードを閲覧することもできます。衣装のタイアップに力を入れているドラマなどの動画に効果を発揮しそうですね。
<スポンサーカード>
このようにYouTube広告と言っても様々な種類と特徴があります。広告用動画を作るにあたって、YouTuberとのタイアップCMを作ったり、コンテンツの制作にも広がりを見せています。今後さらにYouTube広告の種類や活用法は増えていくのではないでしょうか。
YouTube広告を制作するにあたって、ユーザーの視聴の邪魔をせず、いかに興味関心を集められるよう掲載するか・・・みなさんならどう掲載しますか?
海外ユーザーの感情に訴えかける、心に響く動画コンテンツの制作・YouTube動画の上位表示検索を後押しする施策など、私たちインフォキュービック・ジャパンは得意としています。ぜひ、お気軽にご相談ください。
吉田 真帆 マーケティング部 プランナー
コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。