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2020年12月04日

ウェブサイトの経年劣化を知らせる8つの兆候
~リニューアルすべき理由を解説!~

サイトリニューアル8つの兆候

企業のコーポレートサイトやサービスサイトは、一昔前では単に自社やサービスの紹介をするための場所として活用されてきましたが、Google Analytics を用いてサイトを定量化して分析する事や、Marketing Automation を活用してどこの企業がWEBに来訪しているのかIPアドレスなどから逆引きし、営業時の提案データとして活用するケースも増加しています。

ただ、実際多くの企業でWebサイト自体の更新が滞っていたり、掲載情報が古くなっているケースが多く見受けられます。世界中でデジタル化が加速中で、多くの情報が溢れかえる現代において、企業がWebサイトをただ持っているだけでは、その存在価値は限りなく低くなってしまうでしょう。

インターネット環境が整い、パソコンやスマートフォンの所有率が高くなった現代では、世界中のユーザーはWebサイトからより多く情報を「検索」を行っています。目まぐるしく変化するトレンドや市場の変化や企業がどのようなプロセスやテクノロジーを用いているかどうかも知りたいと思っているのです。

企業がWebサイトを常に重視していくためには、前述したGoogle Analytics やMarketing Automation といったツールを用いてデータを取得し、一貫したテストやデータ分析が必要です。また、前述したMAツールなどを活用する事により来訪者をリストアップする事も可能で、滞留時間が長いユーザーに対しては営業が即時アプローチをするなど、A/Bテストやデータ分析を行うことにより、戦略的なWebサイトの使い方が可能となりま。さらに、収集したデータに基づいて、継続的な更新を行うことも可能となるのです。

「自社のWebサイトがうまくいっていないのでは?」とご心配な方へ向けて、今回は「ウェブサイトリニューアルが必要かどうかを判断するための8つポイント」をご紹介します。

見逃してはいけないサイトリニューアル8つの兆候!

サイトリニューアル8つの兆候 (1)

企業が絶対に見逃してはいけないポイントは、8つあります。項目ごとに詳しく見ていきましょう。

check 1ヶ月以上新しいコンテンツを追加していない

Webサイトを公開してから、1ヶ月以上放置していませんか?

もしも新しいコンテンツを1つも公開していなかったとしたら、すぐに情報を更新したほうが良いでしょう。「Google」はサイトをクロールする際は強力なバックリンクや価値のあるコンテンツだけでなく、Webサイトの新鮮さも重視しています。インターネット上に公開された後、Webサイトがどのように成長していくのかをGoogleはチェックしているので、新しいページを追加することやブログ記事などをこまめに更新しておくことは非常に有効的です。

もしも、Webサイトを2ヶ月以上も更新していない場合は、より実践的なアプローチを試してみると良いでしょう。たとえば、ブログ、電子ブック、製品仕様書を公開するなど、サイト訪問者が探しているコンテンツを公開することで、ユーザーを惹きつけることが出来るでしょう。最低でも、月に一度は何か新しいコンテンツを投稿するように心がけてみてください。

check Webサイトを更新した最後の時間を覚えていない

Webサイトを最後に更新したのは、いつだったか覚えていますか?

ユーザーは常に新しい情報を求めるために、Webサイトを訪れています。せっかくWebサイトを訪問したのに、目新しい情報が1つも掲載されていなかったら、ユーザーはすぐにブラウザを閉じてしまうかもしれません。

たとえ企業の製品やサービスなどがどれだけ素晴らしいものであっても、Webサイトの情報が古いままであったら、せっかくのビジネスチャンスを失ってしまうことにもなりかねないのです。また、ビジネス用のWebサイトでは、ナビゲーションやデザインも非常に重要なポイントです。わかりやすいデザイン、直感的に操作しやすいナビゲーションを用意しておくことで、ユーザーはお問い合わせや見積もり請求などのアクションが取りやすくなります。

たとえば、製造業のGlauber Equipment CorporationのWebサイトでは、自社のブランドカラーである赤色をより目立たせるために、白色を上手に活用しています。

Glauber website

さらに「accordion tab」も導入して訪問者にかかる負担を減らし、目的の場所にアクセスできるように誘導するなど、さまざまな工夫を行っています。

check モバイル端末でWebサイトが正しく表示されない

モバイル端末からとパソコンでは、Webサイトの見え方が異なることをご存知でしょうか?

両者は画面のサイズが異なりますので、パソコン用のサイトをスマホで見たら、レイアウトが崩れてしまいます。近年は、世界中でモバイル端末が普及し、モバイル端末からWebサイトにアクセスするユーザーの数が急増しています。2014年には、モバイルデバイスでWebサイトにアクセスするユーザー数が、デスクトップを追い越しています。

また、2018年のENGINEERING.com市場調査レポートでは、エンジニアの半数が携帯電話から技術情報にアクセスしていることも明らかになっています。このような背景があることから、どのようなデバイスからでも、自社のWebサイトをきちんと表示できるように対応しておくことが非常に大切なのです。

すでに、マルチデバイス対応は、Webサイト作成時の必須の要素となっています。モバイルデバイス用に自動的にリサイズされないWebサイトだと、Googleアルゴリズムによってペナルティを受けるリスクもあると言われていますので、きちんと対応しておかなくはなりません。

check Web ブラウザに「安全ではありません」と通知が表示される

Webサイトの訪問者は、セキュリティ性も重視しています。

もしも、Webサイトに安全でないという通知が表示されてしまったら、訪問者は驚いて去ってしまうかもしれません。世界中のユーザーはセキュリティとプライバシーを非常に重要視しています。安全なWebサイトにするためには、SSL証明書を取得し、アドレスに「HTTP」ではなく「HTTPS」を使用したほうが良いでしょう。そうすることで、サイバー攻撃や不正行為も防止できるようになり、Webサイトの訪問者へも安心感も与えられるようになります。

さらに、Webサイトを暗号化させることで、Googleからの評価が高くなり、検索結果で上位にランクインしやすくもなるのです。特にWeb関係の事業やASP事業などを経営している企業でもSSL証明書を使っていないWebサイトは散見されるため、そのような事業においては問い合わせをもらう前から顧客の信頼を失っていると言えます。

check Webデザインの決定は直感に頼っている

Webサイトのデザインを直感的に行っていませんか?

実は、良いWebサイトにしていくためには、直感だけに頼るよりも、A/Bテストなどを行って、データを取得し分析していくことが大切なのです。

A/Bテストを行うことで、訪問者の行動を把握して、実用的なデータに基づいたデザインの意思決定が実現できるようになります。テストには、クリックスルーレートを高めるためにCTAの色を変更したり、コンバージョン率を高めるためにフォームをテストするなど、継続的に改善して最適化をすることを忘れてはいけません。

check 画像とフォントがクリップアートのように見える

Webサイト上に掲載している画像、フォントなどが古臭く見えていませんか?

もしも、Webサイトが80年代風に見えたのであれば、すぐに画像、フォントの見直しを行うべきです。見た目の派手さを重視するのではなく、ユーザーがWebサイトに掲載された情報を、ストレスを感じることなく閲覧できるように、モダンで読みやすい、派手さを抑え、イメージを吟味しましょう。また、「画像」は企業イメージの「個性」や「プロフェッショナリズム」を物語るものなので、正しい企業メッセージが伝わるようなデザインを選ぶことが重要です。

check 効果的なオンライン製品カタログが掲載されていない

製造業者、OEM、販売業者の方は、Webサイト上に最新の使いやすいオンライン製品カタログを掲載しておくと良いでしょう。使いやすいカタログがあれば、訪問者は自社の製品やサービスに対して、興味を持ちやすくなります。

インターネットの発達に伴い、BtoB企業が直接消費者と取引を行う、D2C(Direct to Consumer)へのシフトへと進んでいる現在、顧客と見込み客に可能な限り最高のデジタルカスタマーエクスペリエンスを提供するためのデジタル製品カタログを提供しましょう。

今後もD2Cの流れは加速するとみられており、自社製品、製品仕様を確認でき、見込み客に対して自社製品をオンラインで購入可能にする環境をととのえることが重要になってきていくでしょう。

check Web経由のリード獲得ができていない

ウェブサイトのランディングページからのリード(見込み顧客)が見当たらない場合、ウェブサイトのトラフィックが急落している可能性があります。この場合、一度立ち返りウェブサイト構築を行う必要があります。例えば、ページの読み込みに時間がかかりますか?

Webサイトに大きなサイズの画像を掲載するなどして、ページの読み込みに時間がかかる場合や低品質のホスティングサイトを使っていると、大事な見込み客を失ってしまうリスクがあります。もしも、自社のWebサイトで、特大の画像、非効率的なコード、埋め込みメディアやブラウザプラグインなどを使っているのであれば、すぐに改善したほうが良いでしょう。

内部404エラー、リンク無効などもGoogleからの評価を下げることになってしまいますので、Webサイトをよくチェックしておくようにしてください。「Hotjar」という無料で使えるサイト分析ツールもありますので、活用してみてはいかがでしょう。また、Googleが提供している「Page Speed Insights」もWebのパフォーマンス測定ツールとして有効なため、合わせてご紹介します。

まとめ

Webサイトを常に最新の状態にしておくためには、分析やテストを行う、ブログなどを頻繁に更新するなど、時間と手間のかかる地道な努力が必要です。商用サイトであれば、最新のデジタル製品カタログも用意しておいたほうが良いでしょう。

いつも新しい情報が更新されていれば、訪問者数も増え、見込み客も獲得しやすくなります。またGoogleからの評価も上がり、検索で上位に表示されやすくなるなどもメリットもあります。お客様のニーズに基づいて、詳細に設計された適切なサイト設計を心がけましょう。海外向け多言語ウェブサイトやサイトリニューアルでお困りのことがありましたら、ぜひ私達にお申し付けください。

サイト制作バナー

吉田 真帆

吉田 真帆 マーケティング部 プランナー

コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。