TikTokとYouTubeを徹底比較!
~特徴・ユーザー・コンテンツ・広告・アルゴリズムの違い~
動画市場を圧巻し、不動の地位を築いた「YouTube」。2016年に誕生したにもかかわらず、たった7年でショート動画プラットフォームとしての地位を確立した「TikTok」。どちらのプラットフォームも非常に人気の高い動画プラットフォームであり、動画を活用するマーケターにとって理想的なデジタル媒体には違いありません。
自社の海外戦略に最適なプラットフォームを選ぶためには、各プラットフォームの利用状況や特徴・自社との相性を見極めることが動画マーケティングを成功に導く大切な第一歩となります。本記事では、自社の海外ビジネスに最適なプラットフォームかを選択できるよう、YouTubeとTikTokの基本概要からアルゴリズムまで、機能や人口統計などの最新データを用いて比較しました。
YouTubeとTikTokの主な違いを正しく理解して、自社に最適なプラットフォームを見つけましょう!
目次
- 「YouTube vs TikTok」基本情報
- 「YouTube vs TikTok」ユーザー属性
- 「YouTube vs TikTok」コンテンツの違い
- 「YouTube vs TikTok」広告の特徴・種類
- 「YouTube vs TikTok」アルゴリズムの違い
- 「YouTube vs TikTok」さいごに
「YouTube vs TikTok」基本情報
YouTubeとTikTokは、ユーザー数とマーケティング効果のいずれの点においても、世界で最も影響力の高い動画共有プラットフォームです。まずは、YouTube・ TikTok それぞれがどのようなプラットフォームであるかについて、解説していきます。
YouTubeはGoogleが所有する世界で最も人気のある動画共有プラットフォームの一つです。完全無料で利用できるYouTubeは、誰でも簡単にYouTubeアカウントを開設し、動画投稿を行うことができます。また、YouTube Studioを通して、新しい動画コンテンツのアップロードやライブ配信、チャンネル分析、簡単な動画編集などの機能を利用することができるため、初心者にも使いやすい動画プラットフォームです。
YouTubeは、Googleに次いで「世界で2番目にアクセス数の多いウェブサイト」でもあり(1位はGoogle)、月間アクティブユーザーは2023年10月時点で24億9100万人に達しています。
YouTubeの1日当たりの動画視聴時間は10億時間以上です。これは、ネットフリックスとFacebookの動画視聴時間を合わせたものよりも長く、さらに言えば、18歳~50歳までのユーザーリーチは、どのブロードキャストやケーブルテレビなどよりも「高い」ことが分かっています。
YouTubeには、毎分500時間以上のコンテンツがアップロードされ、そのジャンルは、ニュースやエンタメ、政治や医療など幅広いコンテンツをを視聴できることが特徴です。コンテンツ種類の豊富さと得られる情報の深度により、幅広いターゲット層にアピールできるというメリットがあります。
YouTubeはマーケティングツールとしても欠かせないチャネルであり、ブランディングや商品・サービスの宣伝においても、大きな効果を生み出しています。
TikTokは2016年に中国のByteDance社によって開発された「ショート動画」に特化した動画共有プラットフォームです。
2023年10月時点で、TikTokの月間アクティブユーザー数は12億1800万人といわれています。YouTubeのユーザー数24億9,000万人とは半分ほどのユーザー数ではあるものの、2022年TikTokのモバイルアプリは6億7200ダウンロードされ、「世界で最もダウンロードされたモバイルアプリ」でした。その急成長はSNS業界全体が目を見張るもので、「2020年はTikTokを中心にSNSマーケティングが動いていく」とまで言われていたほどです。
TikTokは、単に動画を視聴するだけのプラットフォームではなく、独創的なコンテンツ作成を可能にする、さまざまな機能、引用可能な音楽、編集機能、ライブストリーミング機能などを備えており、「誰でも気軽に動画編集から投稿、ユーザーコミュニケーションが可能なプラットフォーム」です。そのため、オンライン上におけるインタラクティブコミュニケーションに慣れ親しんだユーザーが多く、「企業⇔ユーザー」を繋ぐ、強力なマーケティングツールとなりうるプラットフォームです。
「YouTube vs TikTok」ユーザー属性
同じ動画共有プラットフォームであっても、YouTubeとTikTokでは視聴ユーザーが異なります。YouTubeとTikTokそれぞれのユーザーの年齢や居住地域に加え、各プラットフォームで設けられている年齢制限について解説していきます。
YouTubeのメインユーザーの年齢層は、やや高めの「25〜34歳」で、全体の約21%を占めています。次に多い年齢層は「35~44歳」で全体の17.5%です。
男女比は男性が54.4%、女性が45.6%ですが、年々女性の割合が増してきているのも特徴です。(参照:Statista)
YouTubeの国別ユーザー数は、世界中のさまざまな国や地域に分布していますが、その中でもインド、アメリカ、ブラジル、インドネシア、メキシコなど、さまざまな国や地域のユーザーから人気が高いという特徴があります。
※()内に国連人口基金のデータを元に2023年度の国別人口を入力しています。
- インド 4億6,200万人(14億2,800万人)
- アメリカ 2億3,900万人(3億4,000万人)
- ブラジル 1億4,400万人(2億1,640万人)
- インドネシア 1億3,900万人(2億7,750万人)
- メキシコ 8,310万人( 1億2,850万人)
- 日本 7,860万人(1億2,330万人)
- パキスタン 7,170万人(2億4,050万人)
- ドイツ 6,780万人(8,330万人)
- ベトナム 6,300万人(9,890万人)
- フィリピン 5,810万人(1億1,1730万人)
コンテンツの種類やジャンルの豊富さから、10代から高齢者まで幅広い年齢層から支持を得ているものの、依然として YouTubeのメインユーザーは、「ミレニアル世代」です。
YouTubeでは、ユーザーの年齢制限を設けており、13歳未満のユーザーはアカウントの作成禁止、18歳未満は、「年齢制限」に設定されている動画を視聴することができません。年齢制限が設けられている動画は、18歳未満のユーザーはもちろん、ログインをしないまま動画を視聴しているユーザーにも適応されます。
TikTokのメインユーザーの年齢層は、「若者世代」が中心である点が大きな特徴です。
「18〜29歳」のユーザーが、全ユーザー数の48%を占めており、30歳〜49歳までのユーザーの割合は22%と、TikTokはミレニアル世代よりも「Z世代」から多くの支持を得ていることがわかります。
TikTokは現在154カ国、75の言語で利用することができます。国別ユーザー数は、公式には公表されていませんが、DataReportalによると、2023年7月時点でTikTok広告でリーチ可能なユーザーの居住地はアメリカ、インドネシア、ブラジル、メキシコと続くことがわかりました。
以下は国別TikTok広告でリーチ可能なユーザーの居住地です。
※()内に国連人口基金のデータを元に2023年度の国別人口を入力しています。
- アメリカ 1億2,210万人(3億4,000万人)
- インドネシア 9,980万人(2億7,750万人)
- ブラジル 8,330万人(2億1,640万人)
- メキシコ 6,280万人( 1億2,850万人)
- ロシア 5,510万人(1億4,400万人)
- ベトナム 4,480万人(9,890万人)
- パキスタン 3,890万人(2億4,050万人)
- フィリピン 3,840万人(1億1,1730万人)
- タイ 3,650万人(7,100万人)
- トルコ 3,220万人(8,500万人)
TikTokでは、機能別に利用可能な年齢に段階的に制限が設けられているという点で、YouTubeよりも年齢による規制が厳しいプラットフォームです。代表的な規制内容は以下の通りです。
- アカウント作成:13歳以上
- 友達以外のユーザーとのDMやコメントのやり取りをする:16歳以上
- ライブ配信:18歳以上
- ギフティング(投げ銭)を送る・受け取る:20歳以上
「YouTube vs TikTok」コンテンツの違い
YouTubeとTikTokでは、投稿される動画の長さや相性の良い動画のジャンルなどが異なります。ここからは、YouTube・TikTokそれぞれにマッチする動画の長さやフォーマット、ジャンルについて解説していきます。
YouTubeではショート動画の人気が伸長しているものの、「長編動画に相性が良い」という特徴があります。多様なジャンルのコンテンツがアップロードされているYouTubeですが、その中でもさまざまな教育や科学と言った解説系コンテンツが人気で、動画の長さは比較的「長尺」になる傾向があります。一方、エンターテイメント系では動画尺が「短尺」になるという傾向が見られます。
一方、「長編動画に相性が良い」とお伝えしたYouTubeですが、2021年に「YouTubeショート」が導入されて以来、短編動画(15〜60秒尺)の人気も爆発的に高まっています。これはSNS業界全体のトレンドでもあり、2024年もそのトレンドは継続していくだろうと予測されています。
YouTubeでショート動画を公開するメリットとしては、はやり「ユーザー数が圧倒的に多い」という点から、普段別の長編動画を観ている人やショート動画に馴染みの無かった人の目に留まりやすく、新規ユーザーからの流入も期待できるという点です。
言うまでもなくTikTokの動画コンテンツは、「ショート動画」に特化しています。
YouTubeなどの主要SNSプラットフォームが、ユーザーが多くの情報を得られるように動画の長時間化に焦点を当てていた中、TikTokでは動画の尺をあえて短い時間に制限し、より瞬間的に「クオリティの高い動画の発信」に焦点を当てました。これによりたった15秒間程度の動画であるにも関わらず、役に立ったり、面白かったり、思わず誰かに伝えたくなるような気持ちを刺激し、動画がどんどん拡散されていく「拡散力の高い動画プラットフォーム」としての地位を確立しています。
加えて、短編動画であるからこそ、視聴者が次の動画を見ることに対する「敷居」を下がり、次から次に動画を見てしまうというループが機能して、ショート動画であるにもかかわらず、ユーザーはTikTok内で多くの時間を費やす傾向にあります。2023年6月、米国における1日当たりの平均滞在時間が最も長いソーシャルメディアプラットフォームはTikTokの53分でした。
TikTokのサービス開始当初は、最大15秒までという非常に短い動画のみが投稿対象となっていましたが、15秒から60秒、3分と段階的に長時間化を進めていて、2022年には最大10分までの動画が投稿可能となりました。
動画投稿後、比較的時間をかけて再生数を伸ばしていく傾向が強いYouTubeに比べ、TikTokは、投稿された瞬間に「バズる」傾向が強いため、瞬間的に注目が集められるコンテンツを活用して、短期的に大きな成果を生み出すことができるという点が大きな強みと言えるでしょう。
「YouTube vs TikTok」広告の特徴・種類
動画広告が及ぼす影響力が益々増大している昨今、YouTubeとTikTokのいずれかで広告運用を検討するマーケターは少なくありません。ここからは、YouTube広告とTikTok広告それぞれを比較し、どのような特徴や強みを持っているのかについて解説していきます。
多くのユーザーが長時間動画を視聴するYouTubeは、企業やブランドが認知度を高め、コンバージョンを促すための魅力的なプラットフォームです。YouTube広告では顧客セグメンテーションと正確なオーディエンスのターゲティングなどに基づいてユーザーを獲得します。また、親会社であるGoogleのデータを使用するため、年齢・場所・性別・人口統計・興味・ライフイベントなどのデータに基づいて、潜在顧客・顕在顧客に適切にリーチすることができます。詳しくはこちらのブログも合わせてご覧ください。
YouTube広告には、さまざまな広告フォーマットがあり、キャンペーンの目標によって使い分けを行います。広告の種類や特徴・メリットなどを簡単にご説明します。。
インストリーム広告
インストリーム広告は、動画の再生前・中・最後のいずれかに広告を表示します。YouTube動画プレーヤー内に配信される動画やGoogleディスプレイネットワーク上のサイトやアプリに広告が掲載されます。
スキップ可能なインストリーム広告と、スキップ不可なインストリーム広告があります。スキップ可能なインストリーム広告は、動画広告が再生されてから5秒後に広告をスキップできるようになるのが特徴です。
インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告)
インフィード広告は動画検索の結果や関連動画が表示される際、同じ枠内に表示される広告です。通常の動画のように、「ヘッダー・サムネイル画像・最大3行の広告文」で構成されるため、通常の動画であるかのように見えるYouTube広告です。
ユーザーの動画履歴や関心に関連する広告であるため、クリック率が高い傾向にあります。
バンパー広告
「ぶつかる人」という意味を持つバンパー(Bumper)広告は、YouTubeの動画視聴前に6秒間流れる「短い動画広告」です。動画の再生前・中・最後のいずれかに広告を表示され、ユーザーは広告をスキップすることは出来ないため、最後まで視聴する必要があります。短い印象的なメッセージで、幅広いユーザーにリーチしたい場合はバンパー広告を活用します。
アウトストリーム広告
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを対象に配信される動画広告で、Google動画パートナー上のウェブサイトとアプリのみに表示される動画広告です。音声なしで動画が再生され、ユーザーは動画をタップすることでミュートを解除することができます。
広告のフォーマットは配信枠に合わせて、バナー型やインフィード型と選ぶことが可能で、YouTube以外のユーザーに対して幅広くアプローチできるというメリットがあります。
マストヘッド広告
YouTubeを開いた際、トップ画面の最上部に表示される予約型広告です。この枠に配信できる広告は1日1社と決められていて、24時間掲載され、大きく表示されるため、認知度を高めたい場合や短期間で多くのユーザーにリーチしたい場合におすすの広告フォーマットです。
テキストオーバーレイ広告
動画再生中の画面下部20%以内に表示される広告で、YouTubeで配信される広告の中で唯一「テキスト」を用いた広告です。バナーが表示されるタイプと、テキストのみが表示されるタイプの2種類があり、動画の上に重なって表示されることから視認性が高く、認知拡大を目的としたキャンペーンに相性の良い広告です。
YouTube広告の詳細はこちらをご覧ください。
TikTokの人気が高まるにつれて、このTikTok広告の重要性は必然的に高まっています。こちらのブログでもご紹介しましたが、TikTokへの広告費は、2024年には2023年の倍以上である23億ドルになると予測されています。たった2年で6倍伸びていると考えると、TikTok動画広告の需要の高まりがご理解いただけると思います。
<出典データ:eMarketer>
TikTok広告では、年齢や性別、場所、興味関心事項などのデータを活用して、適切なターゲットに広告を配信することが可能です。TikTok Ads Manager は、画像広告フォーマットと動画広告フォーマットの両方をサポートしているほか、さまざまな広告オプションを利用することができます。
TopView広告
TikTokアプリ起動時に音声付の縦型フルスクリーン動画(9:16)が再生されます。スキップすることは可能ですが表示3秒以降は、フィードの表示になるため、ユーザーはより自然な形で広告を視聴することができる広告です。ユーザーにとって最初に見る画面に表示されるため、圧倒的なインパクトを与え、高い視認性とインプレッションにより商品やサービスの認知向上に貢献する広告です。
インフィード広告
フィードに表示される音声入りの縦型動画広告です。行動を促すためのCTAを含めることが出来るため、ユーザーの行動を喚起する優れた広告フォーマットです。広告枠を指定して購入することができ、最大20のクリエイティブが設定可能です。広告を配信する順序やスケジュールに合わせた1日単位でのクリエイティブ設定などを指定することができます。
4枠目以降にランダムに表示させることにより、より自然にユーザーへアプローチすることができるため、広告のクリック率が高くなるという特徴があります。
スパーク広告
TikTokのオーガニック投稿を広告で活用できるネイティブ広告フォーマットです。自社のアカウントの投稿を使用したり、他のクリエイターが作成したオーガニック投稿を承認を得て使用することが出来る広告です。動画投稿者のTikTokアカウントに紐づいて広告配信が行われるため、ユーザーにとって自然な視聴体験を提供することができます。
通常のインフィード広告に比べ、より高いパフォーマンスが期待できる広告です。
ブランドハッシュタグチャレンジ
ブランドハッシュタグチャレンジは、企業やブランド・サービスに関連付けられたハッシュタグをユーザーが投稿するコンテンツに付けることを促します。参加ハードルが低く、ユーザーと企業・ブランドとの間に一体感が育まれることから、拡散性が高く、短期間で認知度向上やファン獲得に大きな成果が期待できます。
ブランドエフェクト
ブランドエフェクトを使用すると、ユーザーは、先端技術を用いたカスタムエフェクトやフィルターを自分の動画内に組み込んでフォロワーに共有することができます。
一般ユーザーの投稿に組み込まれることで、他のユーザーが親近感を抱きやすくなり、認知拡大や購買行動の促進に効果的です。ハッシュタグチャレンジに取り入れることで、大きな集客に一層つながりやすくなります。
TikTok広告ソリューションの詳細は、こちらをご覧ください。
「YouTube vs TikTok」アルゴリズムの違い
ユーザーに合わせたコンテンツのパーソナライゼーションは、ユーザー獲得や購買促進、顧客ロイヤルティの向上など、様々なポジティブな効果を生み出します。ここからは、顧客満足度向上や広告効果向上に直結するアルゴリズムについて、各プラットフォームの特徴を解説していきます。
YouTubeのアルゴリズムでは、ユーザーをより長くプラットフォーム内に留まらせることを目的として、AIを活用したユーザーごとのパーソナライゼーションを行っています。
コンテンツを推奨するにあり、「ユーザーの満足度」を最重要基準とし、コンテンツの品質の測定に重点を置き、視聴時間やチャンネル登録者数、シェア数など複数の指標を用いて品質を決定します。そのほかにも、アルゴリズムによるランキング向上のために、動画の長さ(7〜15分以内推奨)、適切なキーワード、競合が多いトピックやジャンルであること、頻繁にアップロードされていることなどが重要なポイントとなります。
TikTokのアルゴリズムでは、YouTube同様にAIを使用してユーザーに最適なコンテンツが表示されるようにパーソナライズします。コンテンツの推奨にあたり重要視しているポイントは「エンゲージメント」で、フォロワー数やハッシュタグ、シェア数などインタラクティブなコミュニケーションを評価します。
TikTokは、動画の長さを年々延長しており、最大10分の動画が投稿できるようになったことから、アルゴリズムが長い動画を優先しているとの見方もある一方で、ユーザーに人気の動画は依然として「15〜60秒」程度の動画である点には注意が必要です。
加えて、こちらのブログでもご紹介したように、2023年以降のTikTokでは、真面目なコンテンツよりも、軽くて楽しい、ユーモラスなコンテンツなど、 “エンターテイメント性” が非常に重要視されています。エンターテインメント性とは、注目を集めるために無理に注意をひくのではなく、”魅力的で楽しい動画”です。
TikTok広告であっても”面白さ”は、評価に反映されます。また、TikTokが公表しているレポートによると、有料広告だけでコンテンツがブーストされる可能性は低く、「ペイドメディア+オーガニックコンテンツ」を組み合わせた「Always Engaged Strategy」が推奨されています。
TikTokアルゴリズムは「拡散性」を重要しているのに対し、YouTubeアルゴリズムはユーザーの行動に焦点を当て、ユーザーの「嗜好性」に合わせたコンテンツを推奨しています。
さいごに
マーケティング戦略において動画が及ぼす影響力が年々増大している中、その中でもトップクラスの効果を生み出す、YouTubeとTikTokの2つのプラットフォームに焦点を当て、それぞれの特徴や強みを比較してきました。業種・業態によっても異なりますが、広告施策の場合、どちから一方のプラットフォームを厳選するよりもそれぞれの広告オプションを比較・検討することをおすすめします。
2023年以降も動画コンテンツは、大きなマーケティングトレンドとして注目を集め続けることが予想されています。海外デジタルマーケティングに取り組む場合は、今後も一層綿密な動画戦略が必要になってくるでしょう。
吉田 真帆 マーケティング部 プランナー
コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。