誰でも簡単に本格的な写真を!アメリカで人気の写真加工アプリ6選
「フォトジェニック」「インスタ映え」という言葉が流行していることから分かるように、写真共有アプリを利用する一般ユーザーが増え、それに伴い写真加工やカメラテクニックに関心をもつ人も増えてきました。またインスタグラマーと呼ばれる職業も誕生するなど、写真技術が社会や経済に大きな影響を与え始めています。そのため世界各国において写真共有アプリを用いたマーケティングが盛んに行われており、特にファッションやコスメ、食品や観光といった分野では目覚ましい成果を上げています。
しかし被写体がいくら価値のある物であったとしても、写真を通してユーザーに魅力が伝わらなければ意味がありません。そこで必要となるのが、今回のテーマである写真加工モバイルアプリです。パソコン用の本格的なソフトウェアよりも初期投資がかからない、場所や時間に縛られず写真加工ができるといった手軽さから、写真加工アプリの需要やマーケットも年々拡大しています。
すでに多くの写真加工アプリが存在していますが、今回は多くの人気写真加工アプリを世に送り出しているアメリカにおいて、人気のあるアプリを6つ紹介します。
Snapseed
世界で最も有名な画像編集ソフトPhotoshopのモバイル版とも呼ばれる、高機能なGoogle製のアプリです。マスキング、ブラシ、露光調整、フィルター機能など基本的なツールに加え、部分調整やシミ除去などモバイルアプリとは思えないほどの機能を兼ね備えています。そのため本格派のフォトグラファーやインスタグラマーから圧倒的に支持されているアプリです。多くのユーザーが「Snapseedを使い始めてから、Photoshopを使う機会が減った」とコメントをしており、ユーザーの満足度も非常に高くなっています。
Priime
「Priime」は他のアプリには見られない「フィルターのサジェスト機能」が付いているiOS限定アプリです。他のアプリであれば写真ごとに何度もフィルターを切り替える必要がありますが、独自のアルゴリズムを搭載したPrrimeでは被写体に合わせたフィルター候補をワンタッチで確認することが可能です。30名以上のプロカメラマン監修のもとに作られた約100種類ものフィルターとサジェスト機能を活用することで、スムーズでストレスフリーな写真加工が可能となります。
FaceTune2
自撮りや顔写真を加工するためにはFaceTune2というアプリが人気です。アプリ自体が自動で顔の特徴を検知し、目、鼻、口、歯、ニキビ、シミ、シワの修正を始め、顔全体のリシェイプまでもを可能とします。またFaceTune2には3Dメッシュと呼ばれる独自の機能があり、なんと写真の中で光源の位置を動かすことができます。太陽光や明かりの位置をあまり気にせずに自撮りができるため、撮影にかかる時間も大幅に短縮されることでしょう。ファッションや美容系の写真を撮る際には欠かせないアプリとなっています。
VSCO
VSCOは日本国内のインスタグラマーからも大いに支持されている写真加工アプリです。シンプルにまとめられたインターフェイスやアイコン、直感的に加工できる操作性、簡単にフィルムカメラのような質感が表現できることなど、手軽に写真加工を楽しみたい人には最適のアプリだと言えます。またVSCOの特徴は、最初から使える10種類のフィルターに加えて、有料のフィルターが数多く用意されていることです。「インスタ映えする写真を作りたいが、細かい加工をするのはハードルが高い」と悩むユーザーでも、フィルターを通すだけでおしゃれな写真を作ることができます
Photo Editor by Aviary
基本的な編集機能を網羅した写真加工アプリ「Aviary」は、堅実で使いやすいユーザーインターフェイスを備えています。「Photshop」や「Lightroom」といった画像編集ソフトを提供しているAdobeが2014年、Aviary社を買収したことで、現在ではAdobe IDを通してAdobe Creative Cloudとの連携が可能となっています。更にはiOSとアンドロイドのみならずWindowsもサポートしており、どのデバイスからでも同じフィルターやツールが使えることが魅力の一つとして挙げられます。他の写真加工アプリよりも、連携性という面で大いに優れたモバイルアプリです。
SKRWT
「撮った写真の歪みが気になる」「撮った写真が少し傾いてしまっている」このような時に大活躍するのがSKRWT(スクルーイット)です。今まで紹介した写真加工アプリとは全く異なり、写真の歪みや傾き補正に特化したアプリです。レンズ由来の歪みや写真自体の傾き補正、遠近感を調整し写真に奥行きを持たせるといった使い方もできる優れものです。写真の形をしっかり整えたい、他のアプリではできない微調整がしたい、といったニーズに応えられるアプリとなっています。
「Snapseed」と「VSCO」は日本でも人気があり広く認知されていますが、それ以外のアプリは日本ではまだあまり有名ではありません。しかしどのアプリにも強みや特徴があり、それがユーザー拡大に繋がっています。用途やターゲットに合わせて上手くアプリのフィルターや加工ツールを使いこなすことが、マーケティング成功への近道と言えるでしょう。
ちなみに今回紹介した6つのアプリでは、FaceTune2のみがイスラエルのスタートアップによって開発されたものであり、残り5つは全てアメリカで誕生したアプリです。
こうした世界の画像加工ツールは、SNSに投稿するコンテンツをつくる際に重宝します。便利なツールを用いて自分自身で素材を用意することも可能ですが、もしSNSアカウント運用を外部に任せたい、ということがありましたら是非私たちにお声掛けください。
吉田 真帆 マーケティング部 プランナー
コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。