視聴数増加の秘訣とは?!
「YouTubeビュー数を増やす12の方法」
月間のアクティブユーザーが全世界で20億人に達したYouTube。世界では多くの企業がYouTubeを活用した動画マーケティングにより売り上げを伸ばしていますが、この傾向は5Gやwifi 6の拡大に伴い、さらに顕著になっていくだろうと考えられており、YouTubeに熱い視線が集まっています。
しかしながら、YouTubeの視聴数を増加させるのは容易ではなく、多くの企業やクリエイターが早期に妥協してしまうというのが実際のところです。そこで本記事では「YouTubeビュー数を増やす12の方法」について紹介します。
目次
- 1. YouTubeの基本をしっかりと理解する
- 2. ターゲットをとことん絞り込む
- 3. 動画SEOを最適化する
- 4. 人気動画を徹底的にリサーチし、メタデータを効果的に利用する
- 5. カスタムサムネイルを利用し、目立つサムネイルを設定する
- 6. プレイリストを作成してビューを増やす
- 7. 「カード」と「終了画面」を使用し、ビデオにトラフィックを誘導する
- 8. 動画の流行に乗るとともに、独自の路線を築
- 9. Youtube視聴者との関係を構築する
- 10. 他のクリエイターとコラボレーションする
- 11. すべてのソーシャルチャンネルで「宣伝」をする
- 12. 視聴者にチャンネル登録を依頼する
- 終わりに
1.YouTubeの基本をしっかりと理解する
まずは、YouTubeの基本をしっかりと理解することが重要です。誰もが容易に動画を配信できるYouTubeですが、その特徴を理解しておかなけばYouTubeのアルゴリズムに嫌われてしまうこともあり得ます。以下は、YouTubeの主な特徴です。
・YouTubeは、視覚的効果に重点を置いた情報伝達のプラットフォームである
・有益な情報を共有することに焦点を置いている
つまり視覚的効果を必要としない動画や、有益ではないと認識された動画およびチャンネルは、今後除外されていく可能性があることを、十分に理解した上でYouTubeを利用することが重要となります。
2.ターゲットをとことん絞り込む
YouTubeを開始するにあたり最も重要なことは、ターゲットをとことん絞り込むことです。あなたの動画を世界の人全員に届けたいと思った場合、残念ながらその動画はたった1人にすら届きません。ターゲティングは具体的であればあるほど、視聴者に刺さりやすい動画になるといわれています。この動画を届けたい1人、もしくは1社を強く強くイメージし、その人に向けて動画を作成してください。そうすることで初めて、その分野に興味を持つ人々に刺さる動画が完成するのです。
3.動画SEOを最適化する
YouTubeはソーシャルプラットフォームであると同時に、検索エンジンの役割も果たしています。Google検索と同様に、視聴者が打ち込んだキーワードに対してあなたの動画が上位表示されれば、視聴回数は自然と増えます。しかし検索順位が遥かに低かった場合、自然検索による動画視聴は諦めざるを得ません。YouTubeは関連動画による流入も多いため、必ずしも検索順位のみに特化する必要はありませんが、より上位に表示されるに越したことはありません。
あなたの動画を検索上位に表示されるコツは、すでに上位表示されている動画を徹底的にリサーチすることです。視聴者はどのような動画に興味を持っているのかを分析し、視聴者の検索パターンや検索クエリを確認します。そして、それらのキーワードをメタデータ(タイトル、タグ、詳細、字幕)として利用することで、検索順位は劇的に向上するでしょう。
4.人気動画を徹底的にリサーチし、メタデータを効果的に利用する
より多くのYouTube視聴回数を獲得したい場合、同類の人気チャンネルのリサーチから始めるとよいでしょう。彼らの動画ライブラリに行き、最も人気の動画を確認してください。
人気の動画は、動画自体が魅力的であると同時に、メタデータが充実していることに気づくはずです。人気動画からメタデータの構成を学び、類似のキーワードを積極的に利用していくことで、関連動画に掲載される可能性が各段に高まります。
メイン動画の右に現れる関連動画は、一番上が自分のチャンネルのおすすめ動画、次が広告、そして・・・その下は、YouTubeのアルゴリズムがこの動画はおすすめ!と考えた関連動画が掲載されます。この関連動画枠を積極的に狙っていきましょう。
関連動画に関し、YouTubeのアルゴリズムに影響を及ぼすのは以下の項目です。
・多くの人々が好きな動画(エンゲージメント、視聴時間、視聴回数等に基づく)
・その視聴者が好きかもしれない動画(視聴者の視聴履歴に基づく)
・同様のメタデータを所有している動画(タイトル、タグ、詳細など)
これらのうち、3つ目の「同様のメタデータを所有」に関しては、リサーチにより、動画投稿者が改善できる部分です。しかし、メタデータがまったく同じ内容であれば、あなたの動画の視聴価値はなくなります。お手本にした動画のさらに上を行く情報、もしくはその動画を視聴して生じた疑問を解決するような動画を作成することで、関連動画に掲載されるとともに、視聴者を獲得することができるのです。
5.カスタムサムネイルを利用し、目立つサムネイルを設定する
動画のタイトルをすべて読む視聴者はごく一部といわれています。さらに動画の詳細欄を読む視聴者はおそらくごく一部であることは容易に想像がつくでしょう。では視聴者は何をみているのでしょうか?
そうです。「サムネイル」です。
サムネイルが分かりやすく、斬新で、興味深いものであれば、視聴者は動画をクリックするといわれています。そのため動画をアップロードする際には、カスタムサムネイルでおすすめの一枚をサムネイルに設定しましょう。
しかし、サムネイルの魅力が、実際の動画のクオリティとかけ離れている場合、視聴者は離脱します。そして「YouTubeのアルゴリズムは即時離脱を嫌う」といわれています。素敵なサムネイルを作るのはもちろん、優れたコンテンツを含む動画を作ることも重要です。
6.プレイリストを作成してビューを増やす
プレイリストを作成することで、視聴者をあなたのチャンネルに取り込めます。通常であれば1つの動画が終わると、別のチャンネルの動画に自動的に切り替わりますが、プレイリストを設定しておくことで、あなたの動画をループして見てもらうことが可能になります。複数のチャンネルを気に入ってもらえれば、チャンネル登録をしてもらえる可能性も高くなります。プレイリストは非常に簡単に設定できますので、すぐに設定をしましょう。
7.「カード」と「終了画面」を使用し、ビデオにトラフィックを誘導する
YouTubeの「カード」と「終了画面」を利用し、視聴者を意図的におすすめの動画に導きましょう。
「カード」とは?
「カード」は動画の再生中に表示されるクリックできるアイコンです。適切なタイミングで「カード」を活用して次の動画に導くことで、視聴者が複数の動画を視聴するルートを作ることができます。しかし「カード」が表示されたタイミングと動画コンテンツに関連がない場合は、単なるスパムとなりますので、適切なタイミングで利用してください。
「終了画面」を活用
最後まで動画をみてくれたユーザーは、あなたのチャンネルに大きな関心があると考えられるため、「終了画面」を利用し次のおすすめ動画を案内したり、チャンネル登録を促すことは非常に効果的です。
8.動画の流行に乗るとともに、独自の路線を築く
動画の流行に乗ることが重要です。2019年にはHow to動画が1つのヒットとなり、YouTubeの検索窓に、「How to 〇〇」と打ち込む人が急激に増えました。How to動画を準備した企業は、それだけで売り上げを伸ばすことができたのです。このように動画の流行に乗ることが、視聴回数を伸ばすためにはとても重要です。しかしそれだけではその他多数の領域から抜け出せません。流行に乗りつつ、次の流行を読み取り、誰も作っていないようなビデオを作ることで、視聴回数はグングン伸びていくでしょう。
9.Youtube視聴者との関係を構築する
2017年から2018年の間に、70%のYouTubeユーザーが「クリエイター」をフォローし、チャンネル内でやり取りをしていると回答しました。YouTubeは現在、一方的な動画の配信の場ではなく、クリエイターと視聴者が相互にコミュニケーションをとる場になっています。あなたの動画にコメントを残してくれたユーザーに対して返信をしたり、ユーザーからの質問や要望を丁寧に扱うことで、あなたのファンは増えていくことでしょう。
10.他のクリエイターとコラボレーションする
視聴者の枠を大きく伸ばす方法の1つとして注目を集めているのが、他のYouTubeクリエイターとのコラボレーション企画です。コラボ企画を行うことで、新しい層のファンの取り込みが期待できます。ただ、動画ジャンルがあまりにも違う分野である場合はむしろ信頼を失うことにも繋がりますので注意が必要です。また両方のクリエイターが知名度がない場合、企画倒れになることは当然予想できるかと思います。
11.すべてのソーシャルチャンネルで「宣伝」をする
Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSを活用し、積極的に動画を紹介するようにしましょう。
しかし、以下の紹介の仕方は相応しくありません。
A – 動画の紹介コメントとともに、YouTubeのURLと画像を貼り付ける
B – 動画の全行程をアップロードする
Aに関しては「利用しているプラットフォームから離れてYouTubeに来てください」といっているようなものです。これはユーザーを取られてしまう別のプラットフォームからすれば面白くありません。そのためそれらのプラットフォームでは、その投稿のインプレッションが低くなるように設定されるため、結果としてクリック数を稼ぐことができないのです。
Bに関しては、動画が印象的であった場合、視聴者はその動画を最初から最後まで楽しむことができるでしょう。しかし、満足した視聴者は、あなたのYouTubeを訪問することはありません。動画のインプレッションを高めることが目的であれば問題ありませんが「チャンネル登録者を増やしたい」または「自チャンネルに引き込みたい」と考えている場合は、大きな成果を得ることはできないでしょう。
そのためおすすめの方法は、別のソーシャルメディアには動画のショートバージョンを投稿し、そこにメインとなるYouTubeリンクを組み込み、興味を持った視聴者をYouTubeに引き込むようにするのがベストといえるでしょう。
12.視聴者にチャンネル登録を依頼する
あなたのチャンネルの登録者が増えれば増えるほど、オーガニックリーチは増え、動画を投稿した瞬間に視聴回数が増えるようになります。継続的に視聴回数を獲得するためには、あなたの動画のファン、つまりチャンネル登録者が非常に重要です。しかし、動画をただ見たいと考えている視聴者は、チャンネル登録をどうしても忘れがち。動画の途中や最後でチャンネル登録を促したり、終了画面に登録ボタンを組み込むなど、視聴者に依頼することも重要です。
終わりに
YouTubeは、今注目の動画共有プラットフォームである反面、すでに多くの企業やクリエイターが参入しています。今後YouTubeを活用して動画マーケティングを行っていく場合、適切な戦略とともに、思い切った戦略とともに、海外ユーザーの心に響く動画コンテンツを制作することが必要となります。
海外ユーザーの心を掴む動画制作にご興味がありましたら、ぜひ私達と一緒に動画を作りませんか?
吉田 真帆 マーケティング部 プランナー
コンテンツ・SNS・メールマーケティングを統括しています。 オーストラリア永住権を取得したにも関わらず、思いもよらず日本に帰国。日本9年を経て、現在はシンガポールからフルリモート中。