「台湾大人気のECサイト、TOP7」
~台湾で爆発的に高まる越境ECニーズの現在!~
こんにちは。インフォキュービック・ジャパンのチャンです。
<出典:観光庁_国別訪日客消費額構成比>
台湾人は日本に観光やビジネス出張で訪れる人に、現地の人気商品を台湾に買い戻すように頼むこともよくあります。私チャンも台湾人ですが、年に一度の里帰り時によく友人から日本の人気商品をたくさん買ってくるようにお願いされます。
しかし、現在新型コロナウィルスの影響で渡航が出来ないこともあり、日本の良い商品を知っている台湾人は「日本の商品」をECサイトで購入するようになり、越境ECの需要が急速に伸びています。そこで今回は、台湾人がオンラインショッピングでよく利用される「人気のECプラットフォーム」を紹介していきます。
台湾で人気の越境ECプラットフォーム
下記は2020年4月時点の台湾ECサイト上位7位のランキングです。
人気ECランキング(月訪客数)
ランキング | 越境ECサイト | 月間訪問者数 |
---|---|---|
1 | Shopee蝦皮購物 | 5236万 |
2 | PChome | 3244万 |
3 | MOMO | 3117万 |
4 | 露天拍賣 | 3017万 |
5 | Yahoo奇摩 | 2803万 |
6 | 博客來 | 1432万 |
7 | Rakuten台灣樂天 | 690万 |
<出典:TIPO>
№7 : Rakuten台灣樂天
<出典:Rakuten台灣樂天 >
「台灣樂天」は日本楽天株式会社が海外に設立した最初の子会社です。 2007年、楽天は台湾の統一企業と合弁会社「台湾楽天株式会社」を設立する契約を締結しました。
台湾の国内製品を販売するだけでなく、「日本購物」(日本での買い物)をクリックすると、日本製品を直接購入することができ、送料無料の割引キャンペーンも頻繁に行われています。台湾人にとって、大人気の日本ブランドサイトです。日本の買い物だけではなく、旅行や宿泊などのオンライン注文もできます。
<出典:Rakuten台灣樂天「日本購物」 >
№6 : 博客來
<出典:博客來>
「博客来」は1995年創立のオンライン書店で、その後書籍以外も販売する台湾最大の総合インターネット・リテイラーになっています。海外に住んでいる台湾人や外国人は、オンラインで注文することができます。(海外のクレジットカードも使用可) 2019年には、海外154の国と地域に配送できるようになりました。
№5 : Yahoo奇摩
<出典:Yahoo奇摩 >
2001年10月にYahoo Taiwanと奇摩 Stationが合併して設立した「Yahoo奇摩」。台湾で最も広く使用されているポータルサイトであるとともに、Yahoo! 奇摩「購物中心(ショッピングモール)」には13の主要な製品カテゴリ、40万以上の商品、2,500以上のサプライヤーがあります。「日本代購(ジャパンショッピング)」のオプションがあり、日本の商品を気軽に購入することが出来ます。また、Yahoo!ショッピングの商品を代理購入し海外配送サービスを行う「BUYEE」と業務提携して、日本の商品を購入する送料は低価格で提供されています。
BUYEEは現在約160個以上の海外オフィシャルショッピングサイトの商品が購入できます。日本の有名なサイトなら「Yahoo! Japanオークション」、「メルカリ」、「日本アマゾン」、「ZOZOTOWN」などの商品も簡単に購入することが可能です。
<出典:BUYEE>
№4 : 露天拍賣
<出典:露天拍賣>
「露天拍賣」は2006年9月に。PC home OnlineとeBayが共同で設立したオンラインオークションのC2Cウェブサイトです。取引形態は、出品者が商品を出品する際に出品手数料を免除し、取引後には取引手数料の2%のみを請求する方式です。 現在は1100万人以上のバイヤーメンバーと200万人のセラーメンバーがいます。ステーション全体の月間総ページビューは10億回を超えています。ポータルサイトとeコマースサイトの両方の機能を備えた台湾で唯一のeコマースポータルです。
「アメリカe bay」と「日本直送」のオークションサービスで、タイムセールの割引キャンペーンが多く、台湾人から人気となっています。
<出典:露天拍賣×ebay>
№3 : MOMO
<出典:MOMO>
「MOMOショッピングテレビチャンネル」は2005年1月に正式に開始され、毎日24時間の番組を台湾全国500万人の視聴者に放送しています。現在、台湾で最大のB to Cショッピングサイトです。テレビショッピングから始まったMOMOは台湾人に愛され、消費者から長い間信頼されています。注文した商品は迅速な到着とコンビニの受け取りにより、ショッピングがかなり便利になっています。
№2 : PChome
<出典:PChome>
「PChome」は、台湾最大のB to C Webサイトです。 2007年には、世界初の「24時間以内到着」サービスを開始しました。台湾で初の「高い到着率」を実現したオンラインショッピングサイトです。2015年の同社の連結売上高は228.8億台湾ドルに達しました。
№ 1 : Shopee蝦皮購物
<出典:Shopee蝦皮購物 >
「Shopee(ショッピー)」は、シンガポールの電子商取引プラットフォームであり、東南アジア以外では、2015年時点にCtoCで台湾市場を参入しました。ユーザーに商品をオンラインで売買するサービスを提供しています。2018年にさらに積極的にB to C市場を拡大して、一気にECサイトのランキングで1位になりました。
Shopee蝦皮購物が短期間で一気にEC市場のトップ1になれた理由は何でしょうか?その理由を調査したところ、彼らは最初の戦略段階でデジタルマーケティングを上手く利用していることがわかりました。
< 出典 : INSIDE >
Shopee蝦皮購物はオークションの初期段階では、約半年かけてFacebook、Google、Instagramに広告を掲載してユーザーを獲得しました。 そして、クリエイティブセクションでは、様々なターゲットの顧客と製品ごとにABテストを行い、最適化を行っていました。そして、売り手と買い手の数を増やし続けるために、「送料無料」戦略、新しい出荷管理システムの導入、商品の毎月更新、そしてSNSでのマーケティング手法でユーザーが離脱しないように工夫を続けました。
まとめ
今回は台湾人が訪日時によく購入するもの、台湾人が日本の商品をよく購入する台湾のECプラットフォームをご紹介しました。どういった商材が台湾人には人気で、どのECプラットフォームを活用するのが良いのかの情報収集は、台湾での越境ECを行う上で大変重要となってきます。また、越境EC出店の手法は無限の可能性を秘めています!
こうした現地で人気のECプラットフォームを通じて、日本⇔台湾市場を繋ぐ架け橋(インフラ)は整ったということです。新型コロナウィルスによる巣ごもり需要が湧き上がる世界に向けて、いざ日本企業もD2Cを進めていきましょう! 御社のグローバルD2Cを成功させる海外マーケティングはインフォキュービック・ジャパンに是非お任せください。
チョウ テンキョウ
中国の大学を卒業後、早稲田大学大学院に進学し修了。デジタルマーケティングの世界で活躍したいと思い、株式会社インフォキュービック・ジャパンに入社。現在デジタルプロモーションチームのコンサルタントとして、Baiduや360のリスティング広告を中心に多くのアカウントを運用中。趣味は数学、物理と奈良旅行。